希望のニュース
iPSパーキンソン病治験、18年度開始目指す
読売新聞 2/4(土) 20:47配信
iPS細胞(人工多能性幹細胞)によるパーキンソン病の再生医療計画を進めている京都大iPS細胞研究所の高橋淳教授は3日、他人のiPS細胞を使い、2018年度中の臨床試験(治験)開始を目指すと発表した。
京大は当初、患者本人のiPS細胞を利用し、15年度から計画を実施する予定だったが、方針変更で約3年遅れることになった。
パーキンソン病は、徐々に体が動かなくなる病気で、脳内の神経伝達物質を作る細胞が失われることが原因。国内の患者数は約16万人と推定される。治験は、京大が備蓄する健康な人から作ったiPS細胞を使って神経細胞を大量に作製し、患者の脳内に移植する。患者本人のiPS細胞より低コストで手術開始までの期間も短縮できる。